Lesson10-6 サ旅におすすめのフェスティバル

サウナフェスティバルは、大小含めると世界中の色々な場所で行われています。いろいろなサウナーと交流できることに加えて、日常生活とは異なる環境でサウナを楽しむことができるのも魅力です。

このセクションでは、サ旅におすすめのフェスティバルについて、とくに有名な「世界サウナ祭り」と「日本サウナ祭り」をみていきましょう。

世界サウナ祭り

世界サウナ祭りことリトアニア「ピリティスデー(Pirtis Day)」は、毎年6月の週末に行われており、3日間昼夜問わずに老若男女が野外で楽しむフェスティバルです。

ピリティス(Pritis)は、リトアニア語でサウナのことを意味しています。つまり、「ピリティスデー(Pritis Day)」はサウナを祝うための日ということです。

「ウィスキング」発祥の地であるリトアニア(※Lesson2-1 世界各国のサウナ参照)では、サウナにヴィヒタを利用する機会が多く、このお祭りではヴィヒタの基本的な素材であるシラカバ以外にもメープルや柏などいろいろな種類のヴィヒタがたっぷり使われます。

イベント内でも本場のウィスキングを体験できます。ソフトタッチが特徴のリトアニア流ウィスキングを通じて、ウィスキングマイスターたちの技術を体感できます。

各種露店ではオシャレなデザインのサウナハットサウナフードなどが売られています。楽しい雰囲気の音楽が流れるフェスティバルの空間は、若者からも人気を集めています。

大自然の中ではさまざまな人々が思い思いの姿で自由に過ごし、混浴のサウナ室では、水着を着用している人もいれば裸で入浴する人もいます。フェスティバル会場は自然の中にあるため、開放感のある外気浴が楽しめます。

日本サウナ祭り

世界サウナ祭りを参考にして2015年3月7日(サウナの日)に開始されたのが、日本サウナ祭りこと「SAUNA FES JAPAN」です。

長野県小海町の「フィンランドビレッジ」で行われているイベントで、フィンランド式サウナ、スモークサウナ、テントサウナ、サウナカーなどいろいろな種類のサウナを楽しむことができます。とくに伝統的なサウナであるスモークサウナは国内でも珍しく、ここにしかないサウナであるといえます。

小海町には、シラカバ並木と湖、そして山があり、湖を水風呂として利用ができるので、自然の恵みを全身で体感できるサウナの醍醐味が味わえます。

シラカバの葉を束ねた「ヴィヒタ」を使って全身を叩いてマッサージする「ウィスキング」体験ができるコーナーやトークイベントワークショップなども行われておりサウナ-の中でも注目のイベントです。

まとめ

Lesson10では、サウナを目的として行う旅を中心に、サウナグッズや国内外の施設、フェスティバルについてみていきました。

サ旅に行きたいと感じたら、早速計画を立ててみましょう。まずは日帰りで行ける国内サ旅から。週末を利用すれば、意外にもいろんな場所に行くことができます。

そして海外のサウナを訪れたときには、地元住民と交流も楽しんでみてください。ただ入浴するだけではなく、その土地がもつサウナの魅力を肌で感じ取れることができるでしょう。