サウナはいつでも誰とでも楽しむことができるのが利点ですが、最近では「どこでも」楽しめるサウナが人気を集めています。
このセクションでは「場所」という制限を受けないサウナについて考えていきましょう。
「場所の制約」のないサウナとは
近年のサウナブームにより、いろいろな場所でサウナを楽しむ愛好家が増え、サウナに「場所」の制約がなくなりつつあります。
サウナは限りなく自由であることが尊ばれる場所であり、好きなサウナを好きな場所で心ゆくまで楽しめる環境は、至高の居場所となります。
では実際に、どのような場所でのサウナが誕生しているのでしょうか。
仕事場×サウナ

第三次サウナブームをきっかけに、ノマドワーカーを中心に「コワーキングサウナ」に注目が集まっています。
コワーキングサウナとは、仕事場とサウナの融合施設です。Wi-Fi環境のあるコワーキングスペースで集中して仕事を行いつつ、仕事に行き詰まったときの気分転換にサウナを利用することで、リフレッシュや仕事の効率アップにつながると人気が高まっています。
また、サウナでのミーティングや休憩室での食事会など、非日常空間でのコミュニケーションの質の向上や交流機会の増加なども期待されています。働き方に大きな変化が起こっている現代において、在宅ワーカー・ノマドワーカーという働き方との相性の良さも注目度が高い理由でしょう。
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→コワーキングと併設してある(もしくはサウナ施設にコワーキングスペースのある)場所
メリット
→サウナに入って思いついたアイディアを、すぐに仕事に活かすことができる
→非日常空間でのコミュニケーションにより、交流が深まることが期待できる
→同じスペースを利用している人同士でサウナに入って親しくなると、将来的に他の仕事に繋がる可能性も
屋上×サウナ

都市部においては緑地化計画の進行とともに少しずつ緑が増えている場所もありますが、都心で自然と一体化する感覚を得ることは簡単ではありません。また地方でも都市開発が進み、自然が身近には感じられない環境が増えています。
このような現状を背景に、屋上のサウナに注目が集まっています。
屋上に設置した小型のサウナでは、非日常感と開放感を同時に味わうことができます。こういった場所では、水風呂の代わりにプールが設置されているなど、小さいながらも「ととのう」環境も確保されています。
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→都市部の屋上にサウナが設置されている場所、もしくは自分で設置可能な場所
メリット
→近場での非日常感と開放感を味わえる
→小さいプールなどを利用することにより、温冷交代浴も可能
注意点
→裸で過ごすのはNG。水着を着用する(屋上サウナでは誰に見られているかわからないため)
どんな場所でも×サウナカー

さらに自由を追求したい、どんな場所の制約も受けたくない、そんなサウナ愛好家たちの夢を乗せているのが、サウナカーやサウナワゴンです。
車で牽引できるタイプや自走式のタイプなど様々ですが、移動可能というのが最大のメリットです。自宅の庭、キャンプ場、海、山、川など、走行可能な場所であればどんな場所にもサウナを連れて行くことができます。
また、現存するサウナカーやサウナワゴンはほとんどがサウナーたちの自作によるものであり、自分好みのサウナを作り上げるという楽しみもあります。
サウナカーに興味がある方は、「日本サウナ祭り」などのフェスに出展することがあるのでチェックしてみましょう。セルフロウリュができる設備など、随所に散りばめられたこだわりが見えるのは、持ち主のサウナ愛が垣間見える楽しい瞬間です。
(※日本サウナまつりについてはLesson10-6サ旅におすすめのフェスティバル参照)
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→日本サウナまつりなどのサウナフェス
メリット
→こだわりを詰め込んで自作できる
→移動させれば好きな場所でサウナが可能
注意点
→牽引やサウナの利用が許可されていない場所もあるため、利用には事前の確認が必要
まとめ
サウナには、無限の可能性があります。普段のサウナでの楽しみにプラスして、サウナ×〇〇という果てのない融合の世界に足を踏み入れてみましょう。
普段のサウナでも取り入れやすいサウナヨガや、様々なレジャーでのサウナ、場所の制限を受けないサウナの広がりにより、サウナの世界はどこまでも自由になっていきます。
「好きな場所でサウナが楽しめるとしたらどこを選ぼう。」
「そこでサウナを楽しむには、どのような方法があるだろう。」
そんな視点を持ってみると、今とは違ったサウナの楽しみ方ができるかもしれません。