現在のサウナブームは男性中心の傾向にありますが、実はサウナには、繊細で不安定になりやすい女性のメンタルケアや、美容効果など、女性に嬉しい効果がたくさんあります。
Lesson7では、女性視点でのサウナ利用についてみていきますが、男性の美意識が高まっている現代では、男女ともに活用できる内容となります。また、自信を持ってパートナーをサウナへエスコートできるようになれば、サウナ仲間が増えることも期待できます。
ところで、なぜ「サウナは男性のもの」「サウナを利用するのは年配の方」というイメージがあるのでしょうか。
「サウナは男性のもの」からの変化

今では老若男女問わずサウナが好きな方が増えていますが、長らく「サウナはおじさんが汗をだらだらかいて入るもの」というイメージがありました。
それは「Lesson1-2 日本への伝来とサウナブーム」でご紹介したような第一次サウナブームの影響が大きかったからでしょう。
第三次サウナブームを経た現在では、フィンランド式サウナのような高湿度のサウナや、ドイツのアウフグースに似たイベントを行っているサウナなどいろいろなものが登場し、さらに近年では、ミストサウナ・スチームサウナがある温浴施設やお洒落で綺麗なサウナなど、女性が利用しやすいサウナが増えています。
女性サウナーの情報発信でサウナのイメージが変化したこと、施設が充実したことなどから、女性もサウナに挑戦しやすい環境が整ってきているのです。
女性におすすめの基本のサウナグッズ
サウナ施設にはいろいろな備品が置かれています。しかし、女性にとって必要なものがすべての施設にあるとは限りません。
ここでは、女性がサウナを利用するにあたりあると便利なもの、サウナをより楽しめるグッズをご紹介します。
バスタオル・フェイスタオル

タオルは施設にレンタル品があることがほとんどですが、バスタオル1枚、フェイスタオル1枚のレンタルが基本となります。
汗を床に落とさないためのにサウナ室で座る場所に敷くタオル以外にも、サウナの熱で髪を傷めたくない・顔を乾燥させたくない方は、頭に巻く用のタオルや、下腹部を覆うためのタオルなど、フェイスタオルくらいの大きさのものを2.3枚ほど持参すると安心です。
ケア製品

サウナには普段使いのケア用品を持参するのがおすすめです。普段とは違うものや、施設に備え付けられているものを利用すると、サウナで肌にどれくらい違いが出るかを実感しにくくなるためです。
余裕があれば、ヘアケア用品、フェイスケア用品、ボディケア用品、歯ブラシや歯磨き粉などのケア用品を持参してみましょう。防水ポーチに入れて持ち運ぶようにすると汚れがつきにくく、気軽に持参しやすくなります。
(※サウナ室内での肌ケア・ボディケア用品の使用が制限されている場合もあるため、気になる場合には事前に確認しておくと安心です。)
飲み物

サウナ施設では、基本的に休憩中の水分摂取をすすめており、給水所も設置されています。暑さが苦手な方や水分不足が気になる方は、手元にも水分を置いておくとよいでしょう。
(※施設によってはサウナ室や浴槽への持ち込みが制限されていることもあるので、事前に調べておくようにしましょう。)
メイクグッズ

サウナ後にメイクをしたいときには、メイクグッズも持参しましょう。ただ、サウナ入浴後の肌はしっとりしていて、あまりメイクの必要性を感じないというサウナーもいます。ポイントメイクなど最小限の量だけ持ち歩くと荷物も少なく気軽に準備ができます。
その他、替えの下着やヘアセットに必要なものなど、基本的な入浴グッズをひとつのかばんにまとめて、いつでも持ち出せる「サウナバッグ」を用意しておくのもおすすめです。思い立った時にすぐサウナに向かう事ができるのでフットワークがぐんと軽くなります。
このように女性がサウナを利用する際は、ケア用品を持参することでサウナの快適性がアップします。
持ち物が多くなる可能性がありますが、慣れてくると次第に自分に必要なもの、不要なものがわかってくるので、あとはサウナバッグに全て入れておいて、思い立ったらそのバッグを持参すればOKです。
まず最初は上記のおすすめサウナグッズから、自分に必要なものをセレクトしてみましょう。