Q3 – サウナでの危険行為って具体的にどんなこと?
A – 周りに許可なく行うロウリュ

セルフロウリュを行えるサウナの場合、突然の大量ロウリュは、高温の蒸気が発生して一気に湿度が上昇、体感温度が急激に上昇するため危険性が高い行為であるといえます。また近くにいる人が蒸気に触れると、やけどする可能性もあります。
ロウリュを行う場合には、必ず周りに一言声をかけてから行うようにし、水量も適正を守りましょう。また自分が蒸気でやけどしないように離れた位置からかけるようにします。
A - 水風呂へのダイブ
水風呂に飛びこんで入る行為はマナー違反であり、自分にとっても危険な行為です。
周囲の人に水しぶきがかかってしまうばかりか、床にあふれた水で滑り転倒してしまう危険性もあります。またサウナ室から出てすぐ水風呂に飛び込むと、血圧が大きく変動し、最悪の場合は突然死の可能性もあります。
温泉やプールなどの施設で禁止されているような行為は、サウナ利用でも行わないのが基本です。
Q4 – これだけは絶対NGなマナー違反行為とは?
A – 汗で濡れたタオルを絞る

汗で濡れたタオルをサウナ室で絞ることは、悪質なマナー違反です。ニオイや雑菌などの衛生面での問題に加えて、大量の汗で室内の湿度が上がってしまうことがあり、サウナ室にいる人に大変な不快感を与えてしまいます。
タオルは排水溝などの適切な場所で絞りましょう。問題になりやすいマナー違反の一つです。
A – 大声で会話する
サウナは特殊なリラックス空間であり、そこで過ごす時間を大切にしている人も多い場所です。そのようなリラックス空間を壊してしまうのが、サウナ内での会話です。
狭い空間での大声の会話は他の人に不快感を与えるため、友人同士や親しい人と一緒に利用する場合でもサウナ内では会話は控えましょう。他の利用者がいることを忘れてはいけません。
サウナ内での会話はマナー違反として問題になりやすいものの一つです。ひそひそ話であってもサウナ室で会話するのは避けるようにし、脱衣所や休憩所などで行うようにしましょう。
A – ドアを開けたままにする

ドアを開けたままにする、もしくはきちんと閉めずに隙間が空いた状態のまま入室することは、サウナ室内の温度低下につながるためマナー違反です。
また初めてのサウナに行った時など、様子を伺うためにドアを開けたまま中を覗くことや、同行者と一緒に入室する際、後ろの人を待つために長時間ドアを開けておくことも、室内の温度が下がる要因となります。
サウナ室への入退室は、ドアを素早く開閉して行うようにしましょう。一人はもちろん、複数名で入室するときも、素早い行動を心がけることが大切です。
A – サウナ室内での場所取りをする
床に直接座らないようお尻の下に敷くタオルやマットですが、これらを置いたままサウナ室の場所を確保して室外へ出る人がいます。これはマナー違反です。
サウナ室の自分が好きなエリアにまた座りたい気持ちもわかりますが、場所取りをしてしまうと座れる人数が制限されてしまいます。多くの人が利用できるように、水風呂や休憩などでサウナ室の外へ出るときなど、短時間であってもタオルは回収するようにしましょう。
この他にも
・サウナ室の座面など汗で濡れた状態のまま退室する
・サウナ室内が混み合ってきても周りへの配慮がない(席を譲らない・つめない)
・汗を流さないまま水風呂に入る
などの行為はマナー違反として問題になりやすい行為です。
Q5 – ルール違反者を見つけたら、どう対応したらいい?
A – 施設の管理者やスタッフにまずは相談
自分がしっかりルールやマナーを守ってサウナを利用していると、他の方のマナー違反、ルール違反が気になることもあります。注意しようか、そのまま過ぎ去るのを待つか、実際の場面での対応は難しく、特に相手がグループだった場合などは直接注意することをためらうこともあるでしょう。
口論などのトラブルを避けるため、このような場合には、施設の管理者やスタッフなどに相談をして、その後の対応を任せるようにしましょう。
Q6 – サウナのローカルルール、どうやって確認したらいい?
A – まずはサウナ付近の文書を読む → スタッフに確認する → 慣れていそうな人を真似する
サウナ施設では、施設内ルールやマナーに加えて、ローカルルールが設定されていることがあります。
基本的に、初めてのサウナ施設ではまず文書で記載されている基本のルール内容を確認します。基本的にサウナの近くや、脱衣所など目に付く場所に張り紙があります。サウナ室の人数制限や、入り方の注意点などは明記されている場合がほとんどです。
張り紙がない、読んだけど不安な場合には、スタッフに確認してみましょう。受付時や、清掃の巡回しているスタッフの方も答えてくれるはずです。
それでもよくわからない場合には、そのサウナの常連そうな人を探して真似をしてみるとよいでしょう。
たとえば「水風呂での潜水の可否」は施設によって異なります。潜水OKの施設では、潜水している人を違反者として管理者へ通報することは、ただのクレームになりかねません。
Lesson9の最初でも学習したように、サウナルールの基本は「郷に入っては郷に従え」。慣れないうちはわからないことも多いですが、その施設独特のローカルルールについては、確認をしっかり行うことでサウナをより快適に利用できます。
楽しくサウナを利用するために必要なマナーQ&A、いくつ回答できたでしょうか?ここには書かれていない内容であっても、基本的には
・自分がされて嫌なことは行わない
・大きな事故に繋がりそうなことは避ける
など周囲の人に対する配慮を欠かさない心がけが、楽しく安全にサウナに繋がります。