ビジネスパーソンに求められる交友関係

一流のビジネスパーソンは、職場と自宅以外にも交友関係を広く持っています。

同僚、上司以外にも他部署や関連企業、競合他社などに顔が広ければ、交渉ごとがスムーズに行える可能性も高まり、相談・調整ができる環境があるため成功経験を積みやすく、仕事での実績にも着実に繋がっていきます。

また、繋がりが密で信頼関係ができていると、トラブルが発生した際に助けを求めることもできます。

また、信頼が厚い人間関係があることで、自分が発揮できる力も大きく飛躍します。大切な人の力になりたいと尽力することは、能力以上の力を発揮するきっかけともなるのです。

一方で、仕事に関係のない交友関係も重要です。趣味仲間や古くからの友人関係など、利害関係なく自分と向き合ってくれる存在があることで、リフレッシュや新しい考えを得るきっかけとなり、人生が豊かになっていきます。

幅広い交友関係は、いろんな面で自分を成長させる糧となるのです。

幅広い交友関係を築きたいときのサウナ

では、サウナ室で交友関係が広がる、深まるというのは、どういうことなのでしょうか。

普段からサウナを利用している方は、サウナで顔をあわせるだけなのに自然と好感をもっている人がいることに気がついているかもしれません。また、仕事仲間とサウナの空間を共にしたことで、以前よりも関係が親密になったと感じている方もいるでしょう。

実は、小さい空間で裸に近い状態で過ごすサウナは、人間同士の心の距離感に変化が生まれやすい空間なのです。

人との距離が近くなる

たき火を囲むと他人との距離を近く感じる心理が働くことがありますが、サウナにもそれと同様のことが起こります。静かな場所でじっと隣り合い時間を過ごしていると、親密になりやすい状況が生まれます。

また、サウナ後はリラックスした状態でプライベートな話題を話しやすく、人間関係の悩みを解放しやすい場所であり、一緒に過ごした人との距離が近くなりやすいのです。

リラックスして接することができる

裸に近い格好で入浴するサウナでは、見た目や肩書きに惑わされることはほとんどありません。ビジネスシーンでは近づきがたいあの人も、サウナに入れば同じ裸の人間です。

ありのままの姿で過ごすことができるサウナは、普段身につけている鎧を脱ぎ捨てる場所でもあり、親密度をアップさせやすい環境といえます。

幸せホルモンが分泌される

サウナに入浴すると、幸せホルモンと呼ばれるβエンドルフィン、オキシトシン、セロトニンなどの脳内物質が分泌されるという研究結果があります。幸福を感じやすい場所（＝サウナ）で過ごしていると、そこにいる人に対して好感をもちやすくなります。

この脳内ホルモンの影響により、サウナで同じ時間を過ごすことでお互いに無意識なうちに親密度が高まる効果が期待できます。

このような効果により、サウナ時間を共有すると親密度がアップする効果が期待できます。

また、サウナで出会った時点で、「サウナが好き」という共通項があります。普段の仕事と家の往復では接することがない「サウナが好きな人たち」が集まる空間では、ふとした会話がきっかけで思いもかけない交友関係の広がることも多く、関係性を深めるために有用といえるでしょう。

このように、人との出会いや親しい人の存在は、仕事だけでなくプライベートにおいても重要なものであり、人生を豊かにすることに繋がります。サウナは交友関係の広がりや親密度のアップにも間接的に寄与しています。

次セクションでは、「疲労」とサウナの関係についてみていきましょう。サウナがビジネスパーソンに人気が高い理由のひとつに、その効率的な疲労回復効果が挙げられます。