Lesson3-3 初心者向けサウナの入浴方法②

前回に引き続き初心者の方向けのサウナ入浴方法について、このセクションでは、サウナ室から出たあと〜休憩中にしたいことを確認していきます。

サウナ室から出たあとは

①シャワー・かけ湯をする

サウナ室から外に出たときには、普段はあまりかかないような大量の汗をかいています。そのまま水風呂などを利用すると浴槽中の汚れにつながるため水風呂や浴槽に入る前には、しっかりと洗い流しましょう。(※汗を流さずに入浴するとトラブルになりやすいので、しっかり行いましょう)

水風呂の水を全身にかける、かけ湯だけお風呂のお湯を利用する、シャワーを利用するなど、どの方法でもかまいません。

②水風呂の利用

汚れを落としたあとは、さっそく水風呂を利用してみましょう。水風呂に入ることで熱くなった体を瞬時に冷やすことができます。

水風呂に入る=氷水に浸かる、ようなイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、水風呂の水温は16〜20℃と思っているよりも高めの温度設定の施設がほどんどです。サウナで熱くなった身体には心地よいと感じる温度なので、怖がらずに一度挑戦してみましょう。

一度に全身で入ってしまうと心臓に負担がかかりやすくなります。なるべく、足・腰・肩へと体の調子に合わせながら、順番につかっていくとよいでしょう。

水風呂入浴の時間にとくに決まりはありません。我慢しすぎて体が冷えすぎない程度に、自分の体の声を聞きながら利用してみましょう。水風呂が苦手な方は、足下へ水をかけて体を冷やすことから初めてみてください。

休憩中にしたいこと

サウナでは、適時休憩をすることが重要です。

休憩のタイミングは人それぞれです。サウナ室を出た直後、水風呂の後、またサウナ室に入っているのが苦しいと感じたときにも、無理をせずにしっかり休憩をとるようにしましょう。

①水分補給

入浴前に確認していた場所にあるウォーターサーバーやミネラルウォーターなどで、しっかり水分補給するようにしましょう。

サウナの利用で注意したいのが、入浴中の脱水です。大量に汗が出たときには、水だけではなく電解質の含まれた飲料水などを飲むのもよいでしょう。

喉の渇きを感じたときには、かなりの水分が失われている証拠です。我慢はせずに、すぐに水分を摂るようにしましょう。

②体重計の利用

サウナ入浴前に体重測定をしていた方は、ぜひ休憩中に再度体重測定をしてみましょう。入浴中にどのぐらい汗をかいたのかが分かるため、休憩中の水分摂取の目安になります。

ダイエットのためと、体重増加を気にして水分摂取を控えてしまうことは健康にとって逆効果となるので、十分な量の水を飲むようにしましょう。

③休憩所でのくつろぎ

屋外やサウナ室に近い場所に置かれている椅子を目印にして、休憩できる場所に移動しましょう。熱いところから涼しい場所へ移動して、ぼんやりと過ごすと体がリラックスモードになるのを実感できるはずです。

たくさんの人が利用する場所になるので、椅子を汚さないようにタオルで体を拭いてから座るようにしましょう。

2つのセクションを通して「サウナに初めて挑戦する方の戸惑いポイント」を確認してきましたが、これはサウナを利用する上での基本的なマナーでもあります。初めてのサウナ利用は、その独特ルールに戸惑うこともあるかもしれませんが、事前の準備から休憩までここまで学んだ内容を思い出しながら、思い切って挑戦してみてください。

次のセクションからは、中級者~上級者にオススメのサウナ入浴方法として、サウナ入浴の基本構成を学んでいきます。