初めてのサウナではいろいろな戸惑いポイントがあり、その最初の戸惑いにより「サウナは難しい」「限られた人だけの空間だ」と感じてしまう場合があります。
ここではそのサウナに潜む戸惑いポイントを解消していきましょう。2セクションにわたって、サウナ入室前の準備〜休憩まで、ひとつずつチェックしていきます。
サウナ室に入る前の準備
多くの人が利用する場でのルールとして、入室前にまずこの3つを守るようにしましょう。
①全身を洗う

サウナ室内は密室になるため、ニオイや衛生には注意しましょう。
トリートメントや整髪料を使っているときには、しっかりシャンプーで洗い流してニオイが発生しないようにするのがマナーです。
髪からつま先までを、シャワーで洗い流してから入室するようにしましょう。皮膚の汚れを落とすことで、汗もかきやすくなります。
②タオルで水分を拭く

体に水分ついたまま入室すると、サウナ室の床が濡れて滑りやすくなり危険です。また体が濡れた状態だとサウナに入っても汗をかきにくくなるため、全身洗ったあとは、しっかりとタオルで水分を拭き取るようにしましょう。
③水分補給をする
サウナ室で脱水症状を引き起こすと、自分自身も危険ですが周囲の人にも迷惑がかかります。途中で喉の乾きを感じて何度も入退室を繰り返すと、サウナ内の温度も下がってしまうので、入室前にしっかりと水分補給をするようにしましょう。
+α 髪をタオルで覆う

こちらはルールではありませんが、高温による髪へのダメージが心配な方は、タオルで覆ってから入室するのがおすすめです。長髪の方はゴムで束ねるのも良いでしょう。アクセサリーのついた髪飾りは火傷の原因になるので避けましょう。
・・・準備は良いですか?
しっかりと準備を整えたら、お待ちかねのサウナへ入室しましょう。
サウナ室への入り方
サウナ室に入る時、入ってからの過ごし方の基本として、下記の4つを確認しましょう。
①静かに素早く入る

入室時に大きな音を立ててしまっては、せっかくのリラックス空間が台無しになってしまいます。またサウナ室は高温になっていますが、扉を長く開けていると熱い空気が外に逃げて温度が下がってしまいます。
他の方に迷惑にならないように、入退室は静かに素早く行いましょう。
②汗が落ちないように気をつける
サウナ室では大量の汗をかきますが、汗で座席や床が濡れたままにしておくと、滑りやすくなり事故の原因にもなってしまいます。
タオルを座席に敷くなど、汗で汚さないように注意しながら入りましょう。
もし汗がついてしまった時には、タオルで拭き取るようにするとよいでしょう。また、サウナ室では汗で濡れたタオルを絞るのはマナー違反になるので控えましょう。
③大声の会話は控える

友人や同僚などと一緒に行く機会もあるかと思いますが、サウナ室で大声で会話するのは厳禁です。
他の方に迷惑となる行為になるので、会話をするときは小声で静かに行いましょう。できれば会話自体を控える方がよいでしょう。
④一番下の段から試す
サウナ室はひな壇のように階段状になっていて、好きな場所を利用できます。上段に座るほど温度が高くなるため、初心者の方は体を慣らすためにも、まず一番下の段に座ってみましょう。
はじめてで不安なときには、万が一気分が悪くなったときでもすぐに外に出れるように、出入り口から近い場所を選ぶとよいでしょう。
このように、サウナ室に入る前の準備や過ごし方は、多くの人が気持ちよく利用するためのマナーとなります。サウナ利用前に改めて確認してください。
次のセクションでは、引き続き初心者向けにサウナ入浴のポイントをチェックしていきます。